Take it easy!ごゆるりと日進月歩。

助産師でありただの育児初心者でもある

アイルランドは母親が楽になる育児が優先!

こんにちは。アイルランド在住助産師のMYUです。

 

今日はアイルランドの育児についてのお話をします。

 

まず、アイルランドに来て驚いたこと。

それは育児の優先順位が母親が楽になるような選択が優先であるということ。

 

それはどういうことかというと、

 

例えば、赤ちゃんの寝かしつけに関して。

 

日本では地べたに布団を敷く習慣も相まってか

父母子の川の字で寝るもしくは同室にベビーベッドを置いて一緒に寝る方が多いです。

 

しかし、アイルランドでは新生児の時から赤ちゃんは別室

寝かしつけは両親の寝室とは別の部屋で行い、

赤ちゃんが寝たら、スピーカーを設置してその部屋を離れる。

(もしくは泣き声が聞こえるように工夫して部屋を離れる)

 

というやり方が普通です。

 

 

なぜこのような方法がとられるかというと、

 

子供がいてもいなくても

各個人の人生や時間は自分のもの

 

という考え方が根本にあり、

好きなことをする時間を獲得するための1つの方法であるからです。

 

 

私は最初この育児スタイルを知った時衝撃でした。

赤ちゃんと離れて自分の時間を優先するなんて・・・!!

日本だときっと姑やらなんやらに

あなたは母親失格ね!!

なんて言われかねないなぁ。。。と。

 

でも、アイルランドでは川の字で寝るスタイルを1歳まで続けていると訪問看護師に指導を受けます。

1人で寝る練習をするようにと。

そうしなければならないと。

むしろ怒られます。

 

面白い!

 

確かに海外ドラマなど見ると小さい子供も別室で寝ている描写がよくされてますよね。そういうことだったんだ!!って思いました。

 

 

日本式、海外式、、、

どちらが良いかという話ではなく

 

私は、子供を産んでも

母であろうがなんであろうが1人の人生を大切にするという風潮はとても良いことだと思いました。

 

日本では母親は子供を産むと自分の時間を犠牲にしながら生きなくてはならない。

という風潮がやはりあるので

そのことも原因の1つとして女性の高齢出産が進行しているのではないか

と私は思っています。

 

 それに自分の子とはいえ別の人間であることを

世間全体で認識していることは自由な育児への第一歩でもあると思います。

 

 

 

 

私の好きな英語"take it easy"

もっとマイペースにそれぞれのご家庭の考え方で

育児がしやすい時代になっていきますように。。。

 

 

そのために私も助産師としてできることをやっていこうと思う次第でございまする。

 

 

では、MYUでした。